【動物病院監修】猫の下痢の原因と対処法~放置せず早めの対応を~

【動物病院監修】猫の下痢の原因と対処法~放置せず早めの対応を~
はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様、こんにちは。
相模原市緑区にある ほさか動物病院 です。
「猫ちゃんが急に下痢をした」「トイレで何度も力んでいるけど柔らかい便しか出ない」──そんな経験はありませんか?
猫ちゃんの下痢は一過性のものから重篤な病気まで原因が幅広く、放置すると脱水や栄養不良につながることもあります。
この記事では、猫ちゃんの下痢の原因と対処法、自宅でできるケア、病院を受診すべきサイン、そして当院「ほさか動物病院」での治療の特徴をご紹介します。
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猫ちゃんの下痢の原因と対処法とは?
1. 食事や環境の変化
•    急にフードを変えた
•    人間の食べ物を口にした
•    引っ越しや新しい家族の登場によるストレス
👉 対処法:フードは徐々に切り替え、環境変化のストレスを減らす工夫をします。
2. 感染症
ウイルス(猫汎白血球減少症など)、細菌、寄生虫(回虫、コクシジウムなど)が原因で下痢を起こすことがあります。
👉 対処法:動物病院での便検査やワクチン接種が予防・治療につながります。
3. アレルギーや消化不良
特定の食材に対する食物アレルギーや、消化酵素の不足によって下痢が続くこともあります。
👉 対処法:アレルギー対応食や消化器サポート食を使用します。
4. 内臓疾患
腸炎、膵炎、肝臓病、腎臓病、腫瘍なども下痢の原因になります。
👉 対処法:原因に応じた検査と専門的な治療が必要です。
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自宅でできる猫ちゃんの下痢ケア
1.    水分補給
下痢で失った水分を補うことが大切です。新鮮な水を常に用意しましょう。
2.    食事管理
絶食は基本的に推奨されません。消化の良い療法食を少量ずつ与えることで腸の回復を助けます。
3.    トイレの観察
便の状態(色、血液や粘液の有無、匂い)を観察し、診察時に伝えると診断に役立ちます。
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動物病院を受診すべき猫ちゃんの下痢サイン
•    下痢が3日以上続く
•    血便や黒い便が出る
•    嘔吐を伴う
•    食欲や元気がなくなる
•    急激に体重が減る
•    子猫ちゃんや高齢猫ちゃんの下痢(脱水が命に関わります)
これらは深刻な病気が隠れている可能性があります。
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ほさか動物病院の猫ちゃんの下痢治療方法
当院では以下の流れで診療を行います。
1.    問診と身体検査
生活習慣や食事内容、便の状態を詳しく伺います。
2.    検査
•    便検査(寄生虫、細菌、消化不良の有無)
•    血液検査(感染症や臓器機能の評価)
•    画像検査(エコーやX線で腸や臓器の状態を確認)
3.    治療
•    脱水 → 点滴で水分と電解質を補給
•    感染症 → 抗生物質や駆虫薬
•    アレルギーや消化不良 → 療法食
•    慢性疾患 → 内服薬や食事療法を組み合わせた継続治療
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ほさか動物病院の猫ちゃんの下痢治療の特徴3つ
1. 症状の背景を丁寧に確認
単なる下痢ではなく、生活や食事、ストレスなど幅広い要因を一つずつ探ります。
2. 総合的な検査体制
便検査・血液検査・画像検査を組み合わせ、下痢の原因を正確に突き止めます。
3. ご家庭での生活を重視した治療
猫ちゃんは生活の一部であり、飼い主様にとって大切な家族です。そのため、自宅で続けやすい食事療法やケア方法を重視しています。
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おわりに
猫ちゃんの下痢は軽く見える症状ですが、背景にはさまざまな原因が隠れています。
早めに原因を特定し、適切に対応することが猫ちゃんの健康を守る第一歩です。
猫ちゃんの下痢の場合は、早めに適切な対応を取ることが大切です!
症状が長引く場合や他の異常がある場合は、ぜひ「ほさか動物病院」での診察をご検討ください。私たちは地域の皆様と猫ちゃんの健やかな毎日を全力でサポートいたします。
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