【動物病院監修】犬の便秘の原因と対処法~生活改善と病院での治療~

【動物病院監修】犬の便秘の原因と対処法~生活改善と病院での治療~
はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様、こんにちは。
相模原市緑区にある ほさか動物病院 です。
「ここ数日、愛犬がうんちをしていない」「排便姿勢をとってもなかなか出ない」──そんな便秘の悩みは、飼い主様からよくご相談いただく内容です。
便秘は一時的なものから病気が原因のものまで幅広く、放置すると食欲不振や嘔吐、腸閉塞など深刻な状態につながることもあります。
家族の一員であるわんちゃんが快適に生活できるように、便秘のサインを見逃さず、早めの対応をとることが大切です。
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犬の便秘の原因と対処法とは?
1. 食事や水分の不足
•    ドライフード中心で水分が不足している
•    食物繊維が足りない
👉 水分摂取量を増やす、食事に繊維質を取り入れることで改善することがあります。
2. 運動不足
散歩の回数や時間が少ないと腸の蠕動が弱まり、便秘の原因になります。
3. 老化や体力低下
高齢犬では筋力低下や内臓機能の衰えにより排便が難しくなることがあります。
4. 毛玉・異物の摂取
毛づくろいで飲み込んだ毛や、玩具の破片などの異物が腸に詰まって便秘を引き起こすこともあります。
5. 病気が原因
•    脱水傾向になる各種疾患(腎疾患、ホルモン疾患等)
•    前立腺肥大(雄犬)
•    腫瘍による腸の圧迫
•    脊椎疾患による神経障害
👉 このような場合は生活改善だけでは治らず、動物病院での治療が必要です。
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自宅でできる犬の便秘ケア
1.    水分をしっかり与える
ウェットフードを混ぜたり、スープを足すと水分摂取がしやすくなります。
2.    食事の工夫
獣医師の指導のもと、繊維質を増やすフードや消化器サポート食を利用するのも有効です。
3.    運動を増やす
毎日の散歩や遊びで腸の動きを活発にします。
4.    肛門周囲のケア
毛が絡んで排便がしにくい場合は、清潔に保ちましょう。
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動物病院を受診すべき犬の便秘サイン
•    3日以上排便がない
•    排便時に強くいきんでも出ない
•    嘔吐や食欲不振を伴う
•    血便や黒い便が出る
•    元気がなくぐったりしている
これらは単なる便秘ではなく、消化器疾患や腫瘍などの病気が隠れている可能性があります。
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ほさか動物病院の犬の便秘治療方法
当院では以下の流れで診療を行います。
1.    問診と身体検査
食事内容や生活習慣、便秘の期間を伺い、腹部を触診します。
2.    検査
必要に応じて
•    X線検査(便のたまり具合や異物の有無)
•    超音波検査(前立腺や腫瘍の確認)
を行います。
3.    治療
•    軽度 → 下剤や浣腸による便の排出、食事指導
•    異物や腫瘍 → 外科手術が必要になる場合もあります
•    前立腺疾患 → 内科治療や去勢手術を検討
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ほさか動物病院の犬の便秘治療の特徴3つ
1. 症状に応じたオーダーメイド治療
単なる便秘か病気が隠れているのかを見極め、一頭一頭に合わせた治療を行います。
2. 生活改善のサポート
食事・運動・水分摂取など、家庭でできる工夫を具体的にご提案します。
3. 消化器疾患の専門的診療
必要に応じて内視鏡や外科的治療も含めた幅広い診療を行い、便秘の根本原因にアプローチします。
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おわりに
犬の便秘は軽く見られがちですが、背景には 食生活・生活習慣・病気 などさまざまな要因があります。
早めに原因を見つけ、適切に対応することが愛犬の生活の質を守る第一歩です。
犬の便秘の場合は、早めに適切な対応を取ることが大切です!
症状が長引く場合や他の異常がある場合は、ぜひ「ほさか動物病院」での診察をご検討ください。私たちは地域の皆様と愛犬の健やかな毎日を全力でサポートいたします。
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