泌尿器科

こんな症状はありませんか?

  • 水を多く飲む
  • 尿の量が多い
  • 尿の回数が多い(頻尿)
  • 尿が出ない
  • 尿の色がいつもと違う(赤い、茶色い、透明など)

犬の主な泌尿器科の病気

膀胱炎

犬の膀胱炎は、膀胱に炎症が起きる病気で、頻繁にトイレに行く、排尿時に痛がる、血尿が出るなどの症状が見られます。主な原因は細菌感染、結石や腫瘍などがあります。治療には細菌感染には抗生物質、結石には療法食、手術が必要になることもあります。予防のために定期的な健康診断を受けることが大切です。

慢性腎臓病

犬の慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下し、体内の老廃物を適切に排出できなくなる病気です。初期段階では目立った症状が現れにくいですが、進行すると飲水量、尿量の増加や体重減少、食欲不振といった症状が認められます。治療には、食事療法、薬、点滴が中心となります。定期的な検査を通じて病気の進行を確認し、必要に応じて治療方針を見直すことが大切です。また、当院では脂肪幹細胞を用いた再生医療による治療も実施しています。

尿石症(腎臓、尿管、膀胱、尿道)

犬の尿石症は、腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石ができる病気です。尿中のミネラルや老廃物が固まることで石が形成され、これが排尿時に痛みや不快感を引き起こす原因となります。症状は、頻繁にトイレに行くのにおしっこが少量しか出ない、排尿時に痛がる、血尿などがあり、進行すると尿道が完全に詰まり、命に関わる危険性もあります。
治療には、石の種類や大きさに応じてさまざまな方法が用いられます。小さなストラバイト結石であれば、療法食で溶かすことが可能ですが、結石の種類や発生部位によっては手術が必要になることもあります。また、治療後も再発しやすい病気のため、再発防止のために定期的な尿検査や療法食が重要です。

猫の主な泌尿器科の病気

慢性腎臓病

猫の慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下し、体内の老廃物を適切に排出できなくなる病気です。初期段階では目立った症状が現れにくいですが、進行すると飲水量、尿量の増加や体重減少、食欲不振といった症状が認められます。治療には、食事療法、薬、点滴が中心となります。定期的な検査を通じて病気の進行を確認し、必要に応じて治療方針を見直すことが大切です。また、当院では脂肪幹細胞を用いた再生医療による治療も実施しています。

特発性膀胱炎

猫も上で説明した犬と同様に結石、細菌などが膀胱炎の原因となることもありますが、原因がはっきりしない特発性膀胱炎が多いことが特徴です。ストレスが影響することがあり、生活環境の変化が引き金となることもあります。治療は環境、トイレの改善など重要となります。さらに、適切な水分補給や療法食によるケアも効果的です。

腎臓腫瘍

腎臓にできる腫瘍で、腎臓の働きに大きな影響を与える病気です。初期には目立った症状が出ないことが多いですが、進行すると食欲不振、体重減少、元気がなくなる、頻繁に水を飲む、またはおしっこの量が増えるといった変化が見られることがあります。
診断には超音波検査、血液検査、細胞診(針で細胞を採材する検査)などが用いられリンパ腫(血液のがん)、腎細胞がんなどが見つかることがあります。

ほさか動物病院
泌尿器科診療の3つの特徴

原因究明のための検査

膀胱や腎臓の細部が観察できる超音波検査で腎臓病の原因の鑑別を行います。
尿検査はAI技術も活用した尿検査機器(セディビューDx)により写真などを利用し、視覚的にも分かりやすい説明が可能です。

再生医療(脂肪幹細胞)による腎臓病の治療

症状を進行させない治療が中心となる慢性腎臓病ですが、再生医療により症状や腎臓機能(血液検査数値)の改善が認められています。当院では動物再生技術研究組合に加入し品質管理をされた脂肪肝細胞を点滴で投与する治療を実施しています。
新しい治療方法で未知の部分(効果が出る出ないの見極めなど)もあるため事前に獣医師によりメリット、デメリットを詳しくご説明させていただきます。

外科手術の実績

腎臓摘出、尿管吻合、SUBシステム(尿管結石治療に使用する特殊ステント)など多岐にわたる外科手術も実施しています。

診療の流れ

1

受付・問診

受付後に診察室内でスタッフが問診いたします。尿を持参いただいた方は受付にお伝えください。

2

身体検査

尿のたまり具合、おなかのいたみ、体の水分状況を中心に全体的な状態を把握します。

3

検査

症状や状態に応じて、血液検査、画像診断(超音波、レントゲン)、尿検査などを提案させていただきます。動物への負担や時間、費用の相談後検査を実施します。

4

検査結果の説明・治療方針のご相談

検査データより考えられる疾患、追加検査の必要性の有無をご説明し治療を開始いたします。病状によっては即日入院もご相談させていただきます。

診療料金

検査費用

尿検査 3,000円〜
血液検査(特殊腎臓検査含む) 13,000円〜
超音波検査 5,000円〜
レントゲン検査 5,000円〜

治療費用例

膀胱炎、慢性腎臓病 軽度(通院) 3,500円〜
(皮下点滴、注射1種類)~+ 薬7日 2,000円〜
膀胱炎、慢性腎臓病 重度(入院) 状態により入院をご提案する場合は概算をお伝えします

泌尿器科関連のお知らせ

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