副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
脳下垂体や副腎の腫瘍のため副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで発生します。中高齢で多く、症状は、おしっこの量や回数が多い、おしっこが薄い、食欲が異常にある、毛が薄くなる、お腹がポッコリ膨らむなどがあります。
診断は、血液検査、尿検査、画像診断、副腎から出るホルモン(コルチゾール)の測定などを行います。治療は原因により異なりますが、飲み薬、放射線療法、外科手術から選択をします。
診療科目
お気軽にご連絡ください
042-771-1112
脳下垂体や副腎の腫瘍のため副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで発生します。中高齢で多く、症状は、おしっこの量や回数が多い、おしっこが薄い、食欲が異常にある、毛が薄くなる、お腹がポッコリ膨らむなどがあります。
診断は、血液検査、尿検査、画像診断、副腎から出るホルモン(コルチゾール)の測定などを行います。治療は原因により異なりますが、飲み薬、放射線療法、外科手術から選択をします。
副腎皮質から分泌されるホルモンが不足することで発生します。若~中年の犬に発症しやすく、症状は元気がない、食欲が減少するといった軽度な変化が生じ、病状が進行すると嘔吐、下痢、脱水、体重減少、筋力低下などが見られるようになります。診断は、血液検査や尿検査、画像診断に加え、副腎から出るホルモン(コルチゾール)の測定を行います。
治療は、不足しているホルモンを飲み薬で補います。
甲状腺ホルモンの分泌が不足することで起こる内分泌系の病気です。
症状は、元気の低下や疲れやすさ、運動を嫌がるといった行動の変化や毛が薄くなる、被毛が乾燥してパサつく、脱毛が進むなどの皮膚や毛の異常が認められます。
診断は、血液検査で甲状腺ホルモンのレベルを測定することで、ホルモン不足を確認します。
治療は、甲状腺ホルモンを補充する薬の投薬を行います。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気で、特に中高齢の猫に多く見られます。この病気は代謝を異常に活発化させ、体全体にさまざまな影響を及ぼします。甲状腺ホルモンは代謝の調節を担う重要な役割を持っていますが、その分泌量が多すぎると体内のバランスが崩れ、健康状態が悪化します。
症状は、体重減少、食欲の変化(過剰または低下)、多飲多尿や嘔吐、下痢、元気がありすぎて落ち着きがないといった行動の変化も見られます。一方で疲れやすくなり、元気がなくなる場合もあります。また、この病気は心臓に負担をかけるため、心拍数が増加したり、心臓機能低下を引き起こす場合もあるため注意が必要です。
診断は、血液検査によって甲状腺ホルモンの濃度を測定することで行われます。治療は甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える薬の投与または甲状腺ホルモンを抑える食事療法が行われます。条件が整えば、外科的に甲状腺の異常部分を摘出する手術が選択されることもあります。
インスリンの分泌不足や作用不足によって血糖値が異常に高くなる病気です。インスリンは、血液中の糖をエネルギーとして細胞に取り込むために必要なホルモンであり、この機能が正常に働かないと、全身の健康に影響を及ぼします。糖尿病は特に中高齢や肥満の猫に多く見られる病気です。症状には、飲水量の増加、尿量増加、尿のべたつき、体重減少、食欲の増加、足腰のふらつきなどが認められます。
診断は、血液検査と尿検査によって行われます。また、他の疾患による影響も見るため画像診断なども併用し臨床症状を総合的に評価して診断を確定します。
治療は、インスリンの投与を中心に行われます。ご家族がご自宅でインスリン注射を行うことが必要です。また、食事療法も重要な要素で、血糖値の安定を助ける特別なフードが推奨されます。さらに、適切な体重管理と定期的な運動を取り入れることで、治療効果を高めることが可能です。
内分泌疾患は単一の病気ではなく複数の疾患が併発している場合や内分泌異常による全身への影響を適切に把握するため幅広い検査が必要になります。当院では様々医療機器を準備しそれらに対応しています。
ホルモンバランスの異常は個体差が大きく、症状や治療方針もさまざまです。当院では、一頭一頭の健康状態やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの治療プランを提案します。投薬や食事療法の指導はもちろん、ご家族との密なコミュニケーションを通じて、不安を解消しながらケアを進めていきます。
当院の内分泌科には、経験豊富な獣医師と動物看護師が在籍しており、内分泌疾患に関する豊富な知識と実績を持っています。また、治療後も定期的なフォローアップ検査や相談を通じて、病気の進行を防ぎ、動物とご家族の長期的な健康管理をお手伝いします。専門的な知識と温かいケアで、安心して治療をお任せいただけます。
受付後に診察室内でスタッフが問診いたします。症状がみられたときの動画などが診断にとても有用なため可能な範囲でご持参ください。
一般状態や疼痛の有無、意識レベルの確認を中心に全体的な状態を把握します。
症状や状態に応じて、血液検査、画像検査(レントゲン、超音波)、ホルモン検査(院内検査および外部検査センター依頼)などを提案させていただきます。動物への負担や時間、ごはん摂取の有無、費用の相談後検査を実施します。
検査データより考えられる疾患、追加検査の必要性の有無をご説明し治療を開始いたします。症状によっては即日入院や通院もご相談させていただきます。
血液検査 | 7,500円~ |
---|---|
ホルモン検査 | 5,000円〜 |
レントゲン検査 | 8,000円〜 |
内分泌疾患により様々なため診断後概算をお伝えいたします。
【動物病院監修】犬の生理と注意すべき病気~子宮蓄膿症や膣炎から愛犬を守る~
【動物病院監修】犬の生理と注意すべき病気~子宮蓄膿症や膣炎から愛犬を守る~ はじめに 相模原市・町田市・八王子市の皆様、こんにちは。 相模原市緑...
[read more]