🐶 【院内セミナー報告】犬猫の関節炎治療薬についてアップデートしました。 NEW

ほさか動物病院ではスタッフで「リブレラ、ソレンシア」の院内セミナーを受講しました。
近年、高齢化に伴い関節の痛みを抱えるわんちゃん・猫ちゃんは増えており、より安全で生活の質を高める治療選択肢として注目されているお薬です。
今回は、抗体薬という薬の特徴から、実際の効果や注意点、関節炎のサインの見つけ方まで学びました。

抗体薬とはどんなお薬?

ソレンシア・リブレラはいずれも抗体薬と呼ばれる新しいタイプのお薬です。

抗体薬は、体の中で痛みに関わる特定の物質だけを狙って働くのが特徴で、
従来の消炎鎮痛薬(NSAIDs)とは作用の仕方が異なります。

そのため
・腎臓や胃腸への影響が比較的少ない
・長期間の使用を考えやすい
といった特性があり、特にシニア期のわんちゃん・猫ちゃんにとって重要な選択肢になります。

ソレンシア・リブレラの効果と注意点

今回のセミナーでは、発売後に蓄積された国内外のデータを基に、より実践的な内容を学びました。

【期待できる効果】
・関節炎による慢性的な痛みの軽減
・動きがスムーズになる
・生活の質(QOL)の改善

「動きたがらなかった子が歩く距離が伸びた」「表情が明るくなった」などの報告も多くあります。

【注意点】
・すべての子に同じ効果が出るわけではない
・効果の現れ方や持続期間には個体差がある
・基礎疾患や年齢によっては慎重な判断が必要

そのため、当院では診察・検査を行ったうえで、わんちゃん・猫ちゃんそれぞれに合った治療をご提案しています。

関節炎のサインを見逃さないために

関節炎は、初期には「年のせいかな?」と思われがちで、見逃されやすい病気です。

【猫ちゃんでよく見られるサイン】
・爪が以前より分厚くなった
・高い所にジャンプしなくなった
・動きがゆっくりになった
・毛づくろいを嫌がる部位がある

【わんちゃんでよく見られるサイン】
・歩き方が気になる(跛行)
・立ち上がりや階段を嫌がる
・散歩の距離が短くなった
・後肢や肩周りの筋肉量が減ってきた

これらは痛みを我慢しているサインのこともあります。

当院では関節炎チェックを行っています

関節炎は、レントゲン検査だけでなく、
日常のしぐさ・動き・触診による評価を組み合わせて判断することがとても重要です。

ほさか動物病院では、
・歩き方や立ち上がり方の確認
・関節の可動域や痛みの有無
・筋肉量の左右差
・ご家族からの生活の変化の聞き取り

などをもとに、関節炎のチェックを行っています。

「年齢のせいかな」「少し動きが鈍いだけかも」と思われる変化が、
実は痛みのサインであることも少なくありません。

ソレンシアやリブレラが適応になるかどうかも含め、
その子の状態に合わせた治療やケアをご提案しています。

気になる様子がありましたら、診察時やご予約の際に
「関節が気になる」「動きが以前と違う」とお伝えください。

わんちゃん・猫ちゃんが、これからも快適な生活を送れるよう、
ご家族と一緒にサポートしていきます。