症例報告

準備中1

2016年3月22日

準備中2

猫の犬糸状虫症(フィラリア症)

2016年3月22日

はじめに
フィラリア症は犬ではとても有名な病気ですが、実は猫にも感染する病気です。
今回、猫では珍しいフィラリア症に感染した症例を報告します

症例
猫 日本猫 1歳
健康診断で来院されました

経過
健康診断の問診で普段から嘔吐することが多く、たまにむせるような仕草(咳)をすることがあるとのご家族のお話がありました

そこで、各種検査を行い、フィラリア抗原・抗体検査はともに陽性で、
心臓の超音波検査でフィラリアの成虫が認められました。

診断
猫の犬糸状虫症

治療
心臓直接アプローチによるフィラリア成虫釣り出し術

ご家族と相談をしてリスクは非常に高いですが、手術を行い、心臓にいるフィラリアの成虫を取り出すこととなりました。時間のかかる手術にねこちゃんは耐えてくれて、無事に心臓からフィラリアの成虫を取り出すことができました(写真あり)。
手術後、大きな合併症もなく、今は元気に過ごしてくれています。

コメント
フィラリア症は蚊によって感染する病気で無症状のことも多いですが、嘔吐や食欲不振、呼吸困難や咳などの症状を示すことがあります。また突然死することもある、とても恐ろしい病気です。感染してしまった場合、このねこちゃんのように治療は手術をするしかありません。しかし、手術はリスクを伴います。よって、フィラリア症にかからないように、予防することがとても大切です。

うちの子は、お外に出さないから大丈夫!・・・とは言えません。蚊は人にくっついてお家に入ってしまいます。月に1度首元に垂らすだけで予防してあげることのできる病気です。
ぜひ予防してあげてください。

フィラリア成虫を摘出している写真