【動物病院監修】犬のがん(癌)~早期発見で守るわんちゃんの健康~

【動物病院監修】犬のがん(癌)~早期発見で守るわんちゃんの健康~
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はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。
相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
近年、わんちゃんの平均寿命が延び、それに伴って「がん(癌)」と診断されるケースが増えています。
がんは高齢犬だけでなく、中年齢でも発症することがあり、気づいたときにはすでに進行していることも少なくありません。
がんの種類や進行度によって治療法は大きく異なりますが、早期に発見できれば治療の選択肢が広がり、生活の質を保つことも可能です。
今回は、犬のがんの原因、見つけ方、治療、そしてほさか動物病院での取り組みについて解説いたします。
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犬のがんの原因と対処法とは?
1. 遺伝的要因
特定の犬種には、がんになりやすい傾向があります。
例えば、ゴールデン・レトリバー、ボクサー、ラブラドール・レトリバー、プードル、シェルティなどは腫瘍性疾患が比較的多く見られます。
2. 加齢
加齢により細胞の修復力が低下し、異常な細胞(がん細胞)が増殖しやすくなります。
老化とともに免疫力も低下し、体ががん細胞を抑え込めなくなることが一因です。
3. ホルモン・生活環境
避妊・去勢の有無、紫外線、化学物質、喫煙環境などが発症リスクに関与することもあります。
また、慢性的な炎症やウイルス感染(乳腺炎、口内炎、パピローマなど)ががん化の引き金となる場合もあります。
4. 免疫力の低下
ストレスや病気、栄養不良などにより免疫が弱まると、異常細胞を排除する力が低下し、がんが進行しやすくなります。
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自宅で気づける犬のがんのサイン
がんは初期のうちはほとんど症状を出さないため、早期発見には「日常の観察」が非常に重要です。
以下のような変化に気づいたら、早めの受診をおすすめします。
・体のしこり(特に大きくなっているもの)
・体重減少、食欲低下
・口臭やよだれの増加、出血
・咳、呼吸の異常
・排尿・排便の異常
・元気がない、動きたがらない
・貧血や黄疸、皮膚の色の変化
わんちゃんは痛みを隠す傾向があるため、「なんとなく元気がない」「いつもと違う」と感じた時点で受診することが早期発見につながります。
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動物病院を受診すべきがんのサイン
・しこりが急に大きくなった
・出血や膿が出ている
・同じ部位に繰り返し炎症が起きる
・咳や呼吸状態がいつもと違う
・けいれん、ふらつき、元気の低下が続く
これらの症状は、腫瘍が進行している可能性があります。
がんの早期診断には、全身状態を把握するための検査が欠かせません。
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ほさか動物病院の診断と治療
当院では、がんの種類や進行度を正確に把握し、わんちゃんにとって最善の治療法を選択することを重視しています。
1.    身体検査・触診
 しこりや腫脹、リンパ節の腫れなどを確認します。
2.    血液検査・尿検査
 貧血、炎症、肝臓・腎臓の数値、腫瘍マーカーなどを調べます。
3.    レントゲン・超音波検査
 内臓の腫瘍や転移の有無を確認します。
4.    細胞診・組織検査(病理検査)
 しこりや腫瘍の一部を採取し、良性・悪性を判断します。
5.    外部施設でのCT・MRI検査
 脳、胸腔、腹腔などの深部腫瘍の場合は、外部の画像検査施設をご紹介し、精密な診断を行います。
6.    治療方針
 腫瘍の種類や進行に応じて、外科手術・内科治療・緩和ケアを組み合わせて行います。
 ・外科手術:腫瘍の切除を目的とします。
 ・化学療法:全身的な腫瘍や転移に対して薬剤を使用します。
 ・緩和療法:痛みや不快感を軽減し、生活の質を保つ治療を行います。
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ほさか動物病院のがん診療の特徴3つ
1.    正確な診断と治療計画の立案
 検査結果をもとに、がんの種類・進行度を見極め、わんちゃんに最も適した治療方針を提案します。
2.    外部施設との連携による精密検査
 必要に応じてCTやMRIを外部で実施し、詳細な画像診断に基づく治療を行います。
3.    生活の質を重視したサポート
 治療の目的は「延命」だけでなく、「苦痛を減らし、穏やかに過ごすこと」。
 ご家族と相談しながら、治療と生活のバランスを取ったケアを行います。
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終わりに
犬のがんは決して珍しい病気ではありません。
しかし、早期に発見できれば治療でコントロールできるケースも多く、生活の質を保ちながら長く一緒に過ごすことが可能です。
ほさか動物病院では、しこりや体調の変化にいち早く対応し、必要に応じて専門的な検査や治療を行っています。
「しこりがある」「最近元気がない」と感じたら、早めにご相談ください。
私たちは、わんちゃんとご家族の大切な時間を守るために、最善のサポートを行います。