【動物病院監修】犬の脳腫瘍~早期発見が鍵となる脳疾患のサイン~
【動物病院監修】犬の脳腫瘍~早期発見が鍵となる脳疾患のサイン~
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はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。
相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
わんちゃんが急に歩き方がおかしくなったり、同じ方向にぐるぐる回る、性格が変わったように感じることはありませんか?
こうした症状の背景に「脳腫瘍」が隠れていることがあります。
脳腫瘍は、脳にできるしこり(腫瘍)で、脳の働きを圧迫し、神経症状を引き起こします。
高齢のわんちゃんに多く見られますが、若齢でも発生することがあります。
症状は腫瘍の部位や大きさによってさまざまで、初期は軽い異変しか見られないこともあります。
今回は、犬の脳腫瘍の原因と症状、そしてほさか動物病院での診断・治療について詳しく解説します。
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犬の脳腫瘍の原因と対処法とは?
1. 原発性脳腫瘍
脳の中で発生する腫瘍です。
代表的なものには「髄膜腫」「神経膠腫(グリオーマ)」「下垂体腫瘍」などがあります。
特に髄膜腫は比較的進行が遅いものの、圧迫による症状が強く出やすい傾向があります。
2. 転移性脳腫瘍
体の他の場所(乳腺、肺、リンパ節など)で発生したがんが血流を介して脳に転移したものです。
全身のがんの一部として発見されるケースもあります。
3. 遺伝的要因や加齢
高齢になると細胞の修復機能が低下し、腫瘍ができやすくなります。
また、一部の犬種(ボクサー、ボーダーコリー、ゴールデン・レトリバーなど)は脳腫瘍の発生が比較的多いといわれています。
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犬の脳腫瘍で見られる症状
・歩行がふらつく、同じ方向に回る
・けいれんや発作を起こす
・目の動きがおかしい、斜視になる
・性格が変わる、攻撃的になる
・物にぶつかる、段差を怖がる
・食欲や元気がなくなる
・頭を傾ける、バランスを崩す
初期は軽い症状だけでも、腫瘍の成長により短期間で悪化することがあります。
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自宅でできる観察とケア
ご家庭での早期発見のためには、次のような点に注意して観察しましょう。
・今までと歩き方が違う
・性格が急に変わった
・寝ているときにけいれんする
・目の焦点が合わない
・物にぶつかることが増えた
こうした変化が見られる場合、脳や神経の異常が関係している可能性があります。
動画を撮影しておくと、診察時に症状をより正確に伝えることができます。
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動物病院を受診すべき脳腫瘍のサイン
・発作を繰り返す
・頭を傾ける、ふらつく
・片側の目が見えていない
・動きが鈍くなった
・食欲・元気の低下が続く
これらの症状は脳腫瘍以外の病気(中耳炎、代謝疾患、心疾患など)でも起こりますが、脳の異常を除外するための検査が必要です。
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ほさか動物病院の診断と治療
当院では、脳腫瘍を疑う症状がある場合、神経学的検査を中心に丁寧な診断を行います。
1. 身体検査・神経学的検査
姿勢、歩行、反射、瞳孔反応などを確認し、病変の部位を推定します。
2. 血液検査・内臓機能検査
全身状態を把握し、代謝異常や内臓疾患による症状を除外します。
3. レントゲン・超音波検査
転移性腫瘍や全身の腫瘍の有無を確認します。
4. 外部施設でのMRI・CT検査のご紹介
脳腫瘍の確定診断には画像検査が必要です。
当院では、MRI・CT撮影が必要な場合、外部の画像検査施設をご紹介し、検査結果をもとに治療方針を決定します。
5. 治療方針
・腫瘍の外科的切除(専門動物病院を紹介)
・抗てんかん薬による発作コントロール
・ステロイドや脳圧降下剤での緩和治療
・栄養管理と生活サポート
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ほさか動物病院の脳疾患治療の特徴3つ
1. 神経学的検査に基づく精密な初期診断
症状の出方から病変部位を推定し、的確な検査を提案します。
2. 外部施設との連携による精密画像検査
MRIやCT検査が必要な場合は、専門施設をご紹介し、検査結果をもとに当院で治療を継続します。
3. わんちゃんとご家族の生活の質を重視
病気の進行を見据え、苦痛をできる限り抑えるケアを行い、穏やかに過ごせるサポートを行います。
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終わりに
脳腫瘍は、早期に発見すれば進行を抑え、症状を軽減することができる病気です。
発作、ふらつき、性格の変化など、少しでも異常を感じたら早めにご相談ください。
ほさか動物病院では、神経疾患の診察経験をもとに、脳腫瘍の早期発見・早期治療に力を入れています。
外部の画像診断施設とも連携し、わんちゃんの健康と生活の質を守るために最適な治療を行っています。