【動物病院監修】犬のフケ～かゆみ・皮膚の乾燥・ベタつきのサインを見逃さない～
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はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。
相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
わんちゃんの被毛に白い粉のようなフケが目立つ、体をよく掻く、皮膚がカサカサしている――。
そんな症状が見られる場合は、単なる乾燥だけではなく、皮膚の健康に問題が起きているサインかもしれません。
犬のフケは、皮膚のターンオーバー（新陳代謝）の乱れや、皮脂バランスの異常、感染やアレルギーなど、さまざまな原因で発生します。
今回は、犬のフケの原因と治療、そしてほさか動物病院での皮膚ケアの特徴について詳しく解説します。
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犬のフケの原因と対処法とは？
フケとは、皮膚の表面にある古い角質が剥がれ落ちたものです。
本来は自然に排出されるものですが、過剰に出る場合は何らかの異常が起きていると考えられます。
主な原因
1.    乾燥によるもの
　冬の暖房やシャンプーのしすぎで皮膚が乾燥すると、保湿バランスが崩れてフケが出やすくなります。
2.    脂漏症（皮脂過剰）
　皮脂が多く分泌されるタイプの皮膚炎で、ベタついたフケやにおいを伴います。
　特に柴犬、シーズー、コッカースパニエルなどで多く見られます。
3.    アレルギーやアトピー体質
　食物アレルギーや環境アレルギーがあると、皮膚のバリア機能が低下し、かゆみや乾燥を引き起こします。
4.    寄生虫や真菌感染
　マラセチア（酵母菌）、ニキビダニ（毛包虫）などの感染でもフケが増えることがあります。
5.    ホルモン異常
　甲状腺機能低下症やクッシング症候群では、皮膚の代謝が乱れ、乾燥やベタつきが起こります。
6.    栄養バランスの乱れ
　必須脂肪酸やビタミン不足、偏った給与内容によって皮膚の再生がうまくいかないこともあります。
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自宅でできる犬のフケ対策
軽度のフケであれば、日常のケアで改善が期待できます。
・加湿器を使用して室内の湿度を保つ（40～60％程度）
・わんちゃん専用の低刺激シャンプーを使用し、洗いすぎない
・シャンプー後はしっかり乾かして湿気を残さない
・皮膚の健康を保つオメガ3脂肪酸などを含むフードを給与する
・ブラッシングを定期的に行い、皮膚の血行を促す
ただし、かゆみや赤み、ベタつきを伴う場合は、単なる乾燥ではなく皮膚炎の可能性があります。
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動物病院を受診すべきサイン
・フケが急に増えた、または広範囲に出ている
・皮膚が赤い、ベタついている、においがある
・かゆみや脱毛を伴っている
・同居犬にも症状が出ている
・シャンプーやケアをしても改善しない
これらの症状が見られる場合、感染症やアレルギー、ホルモン異常などの背景疾患が関係している可能性があります。
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ほさか動物病院のフケ・皮膚トラブル治療方法
当院では、皮膚疾患の原因を丁寧に特定し、根本的な改善を目指します。
1.    皮膚検査
　皮膚表面の一部を顕微鏡で確認し、細菌・マラセチア・寄生虫の有無を調べます。
2.    血液検査・ホルモン検査
　全身性疾患（ホルモン異常・栄養不良・代謝異常）を確認します。
3.    治療内容
　・薬用シャンプーや保湿ローションの使用
　・抗菌・抗真菌薬の投与（感染症がある場合）
・アレルギー治療や食事管理
　・皮膚バリアを整えるサプリメントや栄養療法
4.    生活面のアドバイス
　・室内環境の整え方
　・ブラッシングやシャンプーの頻度
　・食事内容やサプリメントの提案
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ほさか動物病院の皮膚診療の特徴3つ
1.    顕微鏡検査による正確な診断
　皮膚の状態を直接確認し、原因を特定したうえで治療を行います。
2.    皮膚バリア機能の回復を重視
　保湿ケアやシャンプー療法を組み合わせ、健康な皮膚環境を取り戻します。
3.    再発予防を意識した長期的サポート
　季節や体質に合わせたケアプランを提案し、再発を防ぐサポートを行います。
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終わりに
フケは「ちょっとした乾燥」と思われがちですが、その裏には皮膚炎やホルモン異常、感染などが隠れていることがあります。
早期に対処することで、わんちゃんのかゆみや不快感を防ぐことができます。
ほさか動物病院では、皮膚検査や血液検査を組み合わせて原因を正確に見極め、一頭一頭に合った治療を行っています。
「最近フケが増えた」「かゆがっている」などのサインが見られたら、ぜひ早めにご相談ください。