🐱【動物病院監修】猫ちゃんの皮膚病の原因と対処法~かゆみ・脱毛・フケのサインを見逃さないで~
🐱【動物病院監修】猫ちゃんの皮膚病の原因と対処法~かゆみ・脱毛・フケのサインを見逃さないで~
はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
今回は、猫ちゃんに多い「皮膚病」について詳しく解説いたします。
猫ちゃんの皮膚は、人と比べてとてもデリケートです。
少しの刺激でも赤みやかゆみ、フケ、脱毛が起こることがあります。
「毛が抜けてきた」「しきりに体をなめる」「かさぶたがある」といった症状は、皮膚のトラブルのサインかもしれません。
皮膚病は見た目だけでなく、強いかゆみや痛みを伴うことも多く、放置すると慢性化してしまうこともあります。
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1.猫ちゃんの皮膚病の原因と対処法とは?
猫ちゃんの皮膚病には、さまざまな原因があります。
代表的なものは以下の通りです。
① 寄生虫(ノミ・ダニ・ミミヒゼンダニなど)
外部寄生虫は、猫ちゃんの皮膚トラブルの最も一般的な原因のひとつです。
ノミが皮膚を刺すとアレルギー反応が起こり、「ノミアレルギー性皮膚炎」を引き起こします。
また、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)に感染すると、耳の中に黒い耳垢が溜まり、強いかゆみや耳を掻く行動が見られます。
対処法:
定期的なノミ・ダニ予防薬の使用が最も効果的です。
室内飼いの猫ちゃんでも、飼い主様の衣服などに付着して侵入することがあるため、
通年予防をおすすめします。
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② 真菌(カビ)感染
「皮膚糸状菌症(白癬)」は、カビによる感染症で、円形の脱毛やフケ、かさぶたが特徴です。
他の動物や人にも感染するため、注意が必要です。
対処法:
真菌培養検査で診断を確定し、抗真菌薬の内服や塗布薬で治療します。
治療には数週間~数ヵ月かかることが多いため、根気強い治療と清潔な環境維持が重要です。
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③ アレルギー性皮膚炎
猫ちゃんのアレルギーは、「食物アレルギー」「環境アレルギー(ハウスダスト、花粉など)」
「ノミアレルギー」の3つに分類されます。
アレルギー体質の猫ちゃんでは、顔周り・首・お腹・内股などにかゆみや赤みが現れます。
対処法:
血液検査や除去食試験で原因を特定し、食事療法や投薬治療で症状を抑えます。
アレルギーは完全に治すことが難しいため、「うまく付き合う」ことがポイントです。
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④ ホルモン異常・内臓疾患
甲状腺機能亢進症や糖尿病、腎臓病などの全身疾患が原因で、
皮膚や被毛のトラブルが起こることもあります。
たとえば、腎臓機能が低下すると体内の老廃物がうまく排出されず、
皮膚の乾燥やフケ、かゆみが生じることがあります。
対処法:
血液検査や尿検査を行い、基礎疾患を治療することが大切です。
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⑤ ストレス・グルーミング過多
猫ちゃんは非常に繊細な性格で、環境の変化や多頭飼育などによってストレスを感じると、
自分の体を舐めすぎて毛が抜けてしまうことがあります。
これは「心因性脱毛症」と呼ばれます。
対処法:
安心できる生活環境を整えることが第一です。
また、フェロモン製剤やサプリメントを併用し、精神的な安定をサポートすることもあります。
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2.自宅でできる猫ちゃんの皮膚ケア
軽い皮膚トラブルや予防のために、ご家庭でできるケアもあります。
• ブラッシング:抜け毛や汚れを取り除き、皮膚の血流を良くします。
• シャンプー:猫ちゃん専用の低刺激シャンプーを使用しましょう。
• 環境の清潔化:寝具・毛布・カーペットなどを定期的に洗濯。
• 食事管理:皮膚の健康を保つために、オメガ3脂肪酸を含むフードも有効です。
• ストレス対策:静かな環境・隠れられる場所を用意してあげましょう。
ただし、かゆみが強い・脱毛が広がるなどの場合は、
自宅ケアではなく動物病院での診察が必要です。
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3.動物病院を受診すべき猫ちゃんの皮膚病サイン
以下のような症状が見られる場合は、早めの受診をおすすめします。
• しきりに体を掻いたり舐めたりしている
• 部分的な脱毛や赤みがある
• 皮膚がべたつく、フケが多い
• 耳に黒い汚れやかさぶたがある
• かゆみ止めをしても治らない
• 家族や他のペットにも皮膚炎の症状が出てきた
皮膚病は原因が多岐にわたるため、自己判断での治療は危険です。
見た目が似ていても原因がまったく異なることもあるため、
症状が続く場合は必ず動物病院で検査を行いましょう。
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4.ほさか動物病院の皮膚病治療方法
当院では、猫ちゃんの皮膚病に対して以下のような検査・治療を行っています。
• 皮膚検査:顕微鏡で皮膚や毛の状態を確認し、寄生虫・細菌・真菌の有無を調べます。
• 培養検査:細菌やカビの種類を特定し、最も効果的な薬を選択します。
• 血液検査:ホルモン異常や全身疾患が関係していないかを確認します。
• アレルギー検査:食事や環境因子を調べ、治療方針を決定します。
• 食事療法・薬物療法:症状に合わせて、ステロイド・抗ヒスタミン・抗生剤・サプリメントを使用します。
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5.ほさか動物病院の皮膚病治療の特徴3つ
① 原因を特定する丁寧な検査
見た目だけでなく、皮膚検査・培養・血液検査などを組み合わせ、
症状の「根本原因」を突き止めることを大切にしています。
② アレルギー・ホルモン疾患にも対応
皮膚炎だけでなく、内分泌疾患やアレルギー性皮膚炎など全身の状態も考慮して治療を行います。
③ 継続ケアと再発防止のサポート
治療後も定期的な皮膚チェックや再発予防のご提案を行い、
猫ちゃんが快適に暮らせるようサポートしています。
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6.終わりに
猫ちゃんの皮膚病は、見た目の問題だけでなく、強いかゆみやストレスを伴うことがあります。
また、感染症やアレルギー、ホルモン異常など、体の中の異常が皮膚に現れるケースもあります。
皮膚のトラブルは早期発見・早期治療が大切です。
症状が長引く場合や、原因がわからない皮膚の異常がある場合は、
お気軽にほさか動物病院までご相談ください。