【動物病院監修】猫ちゃんの耳掃除の重要性と正しいやり方~耳の健康を守るためにできること~
【動物病院監修】猫ちゃんの耳掃除の重要性と正しいやり方~耳の健康を守るためにできること~
はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。
相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
猫ちゃんがしきりに耳をかいたり、頭を振る仕草を見せたことはありませんか?
「汚れがたまっているのかな」と思って耳掃除をしたくなるかもしれませんが、
猫ちゃんの耳は非常にデリケートで、誤った掃除は炎症や外耳炎を悪化させる原因にもなります。
この記事では、「猫ちゃんの耳掃除」の正しい方法と、
動物病院で行う専門的な耳のケアについて詳しく解説します。
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猫ちゃんの耳掃除の必要性と注意点
猫ちゃんは自分で毛づくろいをするきれい好きな動物ですが、
耳の奥までは舐めて清潔を保つことができません。
外耳道(耳の穴の奥)はL字型に曲がっており、汚れが奥にたまりやすい構造をしています。
耳垢や皮脂がたまると細菌やマラセチア(カビの一種)が繁殖し、外耳炎や耳ダニ感染の原因となることもあります。
ただし、「汚れがある=掃除が必要」とは限りません。
健康な猫ちゃんの耳には、適度な皮脂が耳を保護する役割を果たしているため、
むやみに掃除しすぎると逆にトラブルを引き起こすこともあります。
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猫ちゃんの耳掃除の正しいやり方(自宅でのケア)
自宅で耳掃除を行う際は、「安全」「清潔」「やりすぎない」を意識しましょう。
1. まずは耳の状態をチェック
• 外から見て、耳垢が多い・赤みがある・においが強い場合は要注意。
• 耳を触ると嫌がる、頭を振る、耳の中がベタベタしている場合は外耳炎の可能性もあります。
このようなときは、自宅で掃除する前に動物病院で診察を受けましょう。
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2. 耳掃除の方法(軽度の汚れの場合)
準備するもの
• コットンまたはガーゼ
• 猫ちゃん用のイヤークリーナー(アルコール不使用)
手順
1. コットンをイヤークリーナーで軽く湿らせる。
2. 耳の入口部分をやさしく拭き取る。
3. 汚れが奥に見えても、綿棒は使わない!(耳道を傷つける恐れがあります)
4. 終わったら耳を優しくマッサージして、残った液をなじませます。
ポイント:
・1~2週間に1回程度で十分です。
・嫌がる場合は無理に行わず、動物病院で対応を。
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動物病院を受診すべき猫ちゃんの耳のサイン
次のような症状がある場合は、自宅での耳掃除は避け、早めに受診してください。
• 耳をしきりにかく・頭を振る
• 耳から強いにおいがする
• 黒い耳垢が多い(耳ダニの可能性)
• 耳が赤く腫れている
• 傷やかさぶたができている
• 首を傾けて歩く、バランスを崩す
これらの症状は、外耳炎・中耳炎・耳ダニ感染・アレルギー性皮膚炎などの可能性があります。
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ほさか動物病院の猫ちゃん耳治療方法
当院では、猫ちゃんの耳トラブルに対して次のような検査・治療を行っています。
1. 耳鏡検査(外耳鏡)
耳の奥までしっかり確認し、炎症・異物・耳ダニの有無をチェックします。
2. 耳垢検査(顕微鏡検査)
採取した耳垢を顕微鏡で観察し、細菌・真菌・耳ダニなどの原因を特定します。
3. 洗浄処置
動物専用のイヤーフラッシャーを使用し、奥にたまった汚れを丁寧に洗い流します。
(麻酔が必要な場合もあります)
4. 点耳薬・内服薬による治療
炎症や感染の種類に応じて、抗菌薬・抗真菌薬・ステロイド点耳薬などを使用します。
5. 再発予防のためのケア指導
体質や環境に合わせた耳掃除の頻度・ホームケア方法を丁寧にご案内します。
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ほさか動物病院の猫ちゃん耳治療の特徴3つ
1. 原因を突き止める精密な検査
顕微鏡検査で耳垢中の菌やダニの種類を確認し、再発しにくい治療計画を立てます。
2. 猫ちゃんに優しい耳処置
当院では猫専用の診察環境を整え、痛みやストレスを最小限に抑えた耳掃除・洗浄を行います。
3. 再発防止と生活指導
耳の形や体質によって再発しやすい猫ちゃんには、
ご家庭でのケアの仕方をわかりやすくご説明します。
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自宅でやってはいけない耳掃除のNG行為
• 綿棒を耳の奥まで入れる
• アルコール入りの洗浄液を使用する
• 人間用のイヤークリーナーを使う
• 頻繁に掃除しすぎる
• 強くこすってしまう
これらは耳道を傷つけ、かえって外耳炎を悪化させる原因になります。
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おわりに
猫ちゃんの耳はとても繊細です。
きれいにしてあげたい気持ちからの耳掃除も、方法を誤ると耳を痛めてしまうことがあります。
猫ちゃんの耳掃除の場合は、早めに適切な対応を取ることが大切です!
耳を気にしている様子や異臭・汚れが気になる場合は、
ぜひほさか動物病院へご相談ください。
当院では、耳鏡・顕微鏡検査・点耳治療を組み合わせて、
猫ちゃんの耳トラブルを原因からしっかりケアしています。