【動物病院監修】猫ちゃんのよだれが止まらない原因と対処法とは?~口や体の異常サインを見逃さないで~

【動物病院監修】猫ちゃんのよだれが止まらない原因と対処法とは?~口や体の異常サインを見逃さないで~
はじめに
相模原市・町田市・八王子市の皆様こんにちは。
相模原市緑区にある、ほさか動物病院です。
「猫ちゃんの口からよだれが垂れている」「最近、口の周りが濡れていることが多い」
そんな様子を見たことはありませんか?
猫ちゃんのよだれ(涎)は、口の中のトラブルだけでなく、全身の病気やストレスのサインであることもあります。
中には、放置すると命に関わる病気が隠れている場合もあります。
今回は、猫ちゃんのよだれの原因と対処法、自宅でのチェックポイント、そして当院での治療体制について詳しく解説いたします。
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猫ちゃんのよだれの原因と対処法とは?
猫ちゃんのよだれは、主に以下のような原因で起こります。
それぞれの原因ごとに対処法も変わるため、正確な診断が大切です。
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1. 口腔内の炎症(口内炎・歯周病・歯の吸収病巣)
最も多い原因が口の中の痛みや炎症です。
特に、歯ぐきや舌、頬の粘膜がただれている場合、強い痛みによってよだれが増えます。
主な疾患:
•    猫ちゃんの口内炎
•    歯周病
•    歯の吸収病巣
•    歯肉炎・歯石の蓄積
症状:
よだれが増える、口を気にする、食べるときに痛がる、口臭が強い、食欲低下。
対処法:
炎症を抑える治療(抗炎症薬・鎮痛薬・レーザー治療)や、
必要に応じて歯石除去や抜歯処置を行います。
当院では、猫ちゃんの負担を最小限にする歯科専用機器を用いた処置を行い、
治療中のストレスを減らすよう配慮しています。
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2. 口の中に異物が刺さっている
魚の骨・植物のトゲ・糸・おもちゃの破片などが、
口の中や舌の裏に刺さることで痛みとよだれを引き起こします。
特徴:
急によだれが出始める、口を開けたがる、前足で口をこする。
対処法:
無理に取り除こうとせず、早めに動物病院での口腔内チェックを受けましょう。
口の奥に異物がある場合、鎮静下で安全に除去します。
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3. 中毒・薬物・有害物質の摂取
猫ちゃんは嗅覚が鋭く、誤って危険なものを舐めることがあります。
代表的なものには、
•    植物(ユリ・ポインセチアなど)
•    洗剤や漂白剤
•    人間用の薬
などがあります。
症状:
急によだれが出る、吐く、震える、元気がない。
対処法:
中毒の可能性がある場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。
口をすすぐだけでは改善しません。
必要に応じて点滴治療や解毒処置を行います。
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4. 痛み・ストレス・緊張
猫ちゃんは、強いストレスや恐怖を感じたときにも一時的によだれを流すことがあります。
車での移動、通院、見知らぬ人への緊張などが原因です。
特徴:
体を硬くする、鳴く、震える、よだれがポタポタ垂れる。
対処法:
落ち着く環境で休ませ、ストレス要因を取り除きましょう。
ただし、長時間続く場合は病気が隠れている可能性があります。
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5. 神経・脳の異常
神経疾患や脳炎、外傷などにより、口の動きをコントロールできなくなると、よだれが止まらないことがあります。
また、麻痺やけいれんが伴うこともあります。
対処法:
神経学的検査・血液検査を行い、原因を特定します。
必要に応じて、外部の画像診断施設でCTやMRI検査をご紹介します。
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6. 内臓疾患(腎臓・肝臓など)
腎臓や肝臓の機能低下により、体内の老廃物が血液中に溜まり、口臭や粘膜炎、よだれの増加が起こることがあります。
特に慢性腎臓病の猫ちゃんでは、アンモニア臭のあるよだれが特徴的です。
対処法:
血液検査で腎臓・肝臓の数値を確認し、点滴治療や内服管理を行います。
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自宅でできる猫ちゃんのよだれチェックポイント
•    よだれが片側の口から出ていないか(異物・歯の病気)
•    泡状・粘着性・血混じりではないか
•    口臭が強くないか
•    ごはんを食べるときの様子(痛がる・食べにくそう)
•    体重・食欲の変化がないか
記録を取り、異常が続く場合は獣医師に見せると診断の手がかりになります。
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動物病院を受診すべき猫ちゃんのサイン
•    よだれが1日以上止まらない
•    食事が取れない・痛がる
•    口を開けたり、鳴いたりする
•    口の中に出血や白い膜がある
•    よだれに血や泡が混ざっている
•    顔の片側が腫れている
これらは、口腔疾患・中毒・神経疾患・全身疾患の可能性があり、
早期治療が必要です。
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ほさか動物病院の猫ちゃんよだれ治療方法
当院では、口の中のトラブルから全身疾患まで、原因をしっかり突き止めて治療を行います。
1. 口腔内検査・レントゲン検査
歯石・歯根・顎の異常を確認します。
鎮静下での口腔内撮影により、見えにくい部分の病変も評価可能です。
2. 血液検査
腎臓・肝臓・糖尿病などの全身状態を確認します。
3. 内視鏡検査(必要時)
喉の奥や食道の異物を確認・除去するため、内視鏡検査にも対応しています。
4. 治療内容
•    抗炎症薬・鎮痛薬の投与
•    歯石除去・抜歯処置
•    点滴・栄養管理
•    中毒の場合は解毒・入院管理
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ほさか動物病院の猫ちゃんよだれ治療の特徴3つ
1. 歯科・内科・外科の総合的な対応
口腔疾患から内臓疾患まで、複数の診療科が連携して治療します。
2. 猫ちゃんに優しいストレス配慮診療
静かな猫専用エリアでの診察を行い、
緊張によるよだれや呼吸促進を防ぐよう配慮しています。
3. 精密検査と外部連携体制
必要に応じて、CT検査が可能な外部施設をご紹介し、
内部疾患や腫瘍性病変の確認も行います。
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おわりに
猫ちゃんのよだれは、「ちょっとしたこと」と思われがちですが、
その裏には痛み・感染・中毒・臓器疾患など重大な原因が隠れていることがあります。
猫ちゃんのよだれが止まらない場合は、早めに適切な対応を取ることが大切です!
症状が長引く、口の中が赤い、食べづらそうにしている場合は、
ぜひほさか動物病院へご相談ください。
猫ちゃんの苦痛をできるだけ早く取り除き、
食事をおいしく食べられる毎日をサポートいたします。